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ciciありむらのおとぼけ日記

好奇心旺盛なオジンがスナックでの『お店ばなし』や日常の出来事を謎かけを添えて書きます。

焼き氷開発秘話

 焼き氷を作るにあたってネットで調べると2つの作り方があったが、まず大阪の喫茶店が開発した方法を試した。
 『かき氷にカラメルソースをかけ、刻んだイチゴやパイナップルなどの果物を乗せる。その上にアイスクリームを乗せ、食べる直前に酒をかけて火をつける』
 イチゴやパインは他に使い道がないので冷凍のブルーベリーを採用、カラメルソースは自作、酒はブランデーを使用して試作。
 1回目はブランデーがアイスクリームに染み込み火は全く点かなかったので、アルコールが乗りやすい様にと砂糖をまぶして点火したがこれもダメだった。
 それではとNHKのごちそうさんの作り方を見ると、『梅シロップとかき氷を2段重ねにして、コーヒーシロップとメレンゲをオン。その上からブランデーをかけて着火』と記している。
 手間のかかるメレンゲの作り方をネットで調べると、その都度作らなくてはならないので接客に支障をきたす。
 「メレンゲに代わるモノ」や「梅シロップに代わるモノ」を考え抜いた末に「メレンゲの代わりに寒天ゼリー」「梅シロップの代わりにカクテル用のグレナデンを代用」して試作をした。
 冷凍保存のきく寒天ゼリーは混合濃度が難しく、色々と試してかき氷に乗せやすい様に薄い皿に流し込み冷凍にした。
 翌日、かき氷を作りその上に冷凍寒天ゼリーを乗せるもうまく乗らない。普通のかき氷の様に山の形にすると寒天が割れアルコールがアイスに染み込み、かき氷をフラットにすると少しだけ火が点いたがイメージには程遠い。
 そこでアルコールは40度のブランデーだけでは火が点きにくいからと、96度で世界最強のウォッカと言われるスピルタスを買って来てブレンドをした。
 それで試作をしたが約80%がアイスに染み込み火はすぐに消えた。失敗するたびに試食していたらきついアルコールで酔いが回ってくる始末。
 かき氷販売を反対する嫁さんの鼻を明かす為にはどうしても商品化にこぎつけたい。早く完成させないと売るタイミングを逃してしまう。焦る気持ちの中、イザと言う時の為にメレンゲを作る泡だて器を買って準備をした。
 ただ、メレンゲは出来るだけ使いたくないので、最後の望みで寒天ゼリーを分厚くして砂糖も数倍多くまぶして試作したら、不安を払しょくする様に火はメラメラと燃えた。
 私は「やったー、完成や!」と喜んだ。がしかし、ガラスの器を使っていたので割れてしまった。
 そして瀬戸物のマグカップとお皿を買って試したらイメージ通りの焼き氷が出来上がった。
 私は9回の裏サヨナラ満塁逆転ホームランを打った気分になり、焼き氷を口にすると苦労しただけあって格別に美味しかった。

 一句:開発中 試行錯誤の 連続だ
 謎かけ:焼き氷開発秘話とかけて、人気投手の完封勝利が間近と解く。どちらも、その先には(完成・歓声)があります
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  1. 2014/07/29(火) 05:55:34|
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